17日は中秋の名月。お団子が食べたくなりますけれども、食欲の秋、今年の注目は北海道のさつまいもです。

■この秋食べたいものは?

 食欲そそる、おいしいものが巷にあふれるこの季節。17日は街でグルメな質問をしてみました。

 「皆さんが楽しみにしている秋のグルメはなんですか?」

50代
「秋グルメ…梨、柿。果物が…サツマイモもあるけど、でもやっぱり梨かな」
「(Q.1つ選ぶとしたら?)梨」

 この女性には、なんともうらやましい事実が。

50代
「私、お店をやっているので、お客様とか周りからいただいておいしく食べています」
「(Q.何のお店をなさっている?)美容室。この間ブドウもらったんです」
「(Q.実も大きいですね)すごく美味しかったです。頂いてぜいたくしました」

20代
「秋はお芋のスイーツがたくさん出るのでそれを食べるのが楽しみです。サツマイモのチーズケーキとかモンブランが好きです」

 秋のスイーツを存分に味わいつつ、こんな努力も。

20代
「(Q.たくさん食べて季節が秋になったら?)スポーツをしてグルメを食べに行きたい」
「(Q.運動はどんなこと?)キックボクシング。食べるためとストレス発散のため」
「食べた分は消費しないと」

■大人気!“秋の北海道展”

 そんな秋の入り口に、食欲が大爆発しそうなイベントが開催されていると聞き、取材班は都内のとある場所へ。

 先週から開催されている「秋の大北海道展」には現地から40店舗以上が集結。なかには、宝石箱とみまがうようなお弁当も。地元産ホタテなどをぜいたくにのせたザ・北海道な一品。一日30点の限定です。

川崎から(70代)
「(Q.開店後30分だけど色々買った?)飲むチーズ、プリン、普通のチーズ。大好きなお店でいっぱい買いました」

■バイヤーの一押しは“サツマイモ”

 平日の午前中から大盛り上がりの会場。毎年楽しみにするファンも多いそうですが、実はこの秋、バイヤーの一押しはちょっと意外なあれ、なんです。

高島屋 食料品催 バイヤー 山本浩さん
「私たちのおすすめはジャガイモ、サツマイモの加工品」

 ジャガイモは北の大地の有名選手だけど、サツマイモもですか。実は今、北海道のサツマイモがすっごく熱いそうなんです。

川崎から(70代)
「(Q.すごい、海鮮系が?)そうそう、海鮮系の。新米が出ているからごはんのおともに最高です」

 食欲ふくらむ秋を狙い撃ちする北海道の物産展。ここで一部をご紹介です。

 まずはこちらの「かにと男爵いもの甲羅揚げ」。まるごと揚げたカニの甲羅から、とろーりあふれるのは、ズワイガニに地元産の男爵いも。函館牛乳を使用したホワイトソースです。

 続いては素材まるごとの一品。地元でとれた「インカのめざめ」をからっと皮ごと揚げています。

 ザ・北海道の味覚に加えて、今年新しいのがサツマイモのスイーツです。

 こちらのお店の自慢は「紅あずまスイートと牛乳ソフトのマリアージュパフェ」。中のクリームにも、上にのせたスイートポテトにも北海道産のサツマイモ「紅あずま」を使った一品です。

60代
「とてもおいしいです。お芋の風味がしてて、ざらっと感がなくてトロッとしたクリーミーな感じがします」

 ただ、このお客さんも少し意外に感じていたことが。

60代
「(Q.北海道、サツマイモのイメージある?)実はあまりなかったです。九州のほうのイメージがありますけど」

■なぜ人気? 北の大地で“サツマイモ”

 なぜ北海道で今、サツマイモが名物に。

高島屋 食料品催 バイヤー 山本浩さん
「サツマイモは北海道が今、地球の温暖化のなかで暖かくなってきている部分があり、サツマイモの生産量も増えています」

 温暖化の影響などを受け、北海道ではここ3年でサツマイモの生産量が急増。本州に比べて、猛暑の影響や虫の被害がないことや、早い時期に出荷できることから名産となる期待が高まっているんです。

高島屋 食料品催 バイヤー 山本浩さん
「定番からサツマイモ、ジャガイモと色々な商品をそろえているので、何度も足を運び、色んなものを食べていただけたら」

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