松江市で16日、バスまつりが開かれました。目玉のイベントとして、子どもたちが大型バスに綱引きの勝負を挑み、重さ約15トンのバスと子どもたち10人が「力比べ」をしました。
「激闘」を制したのは子どもたちでした!

参加したこどもは、「楽しかった」、「思った以上に重かった」、「初めてできる体験だったのでうれしかったです」と興奮気味に話しました。

2024年で13回目を迎える「バスまつり」。バスに親しんでもらい、利用のきっかけにつながればと、松江市と一畑バスが共同で開いています。

一畑バス・南場晃課長:
子どもたちも興味を持っていただいてありがたい。地域の皆さんにも公共交通機関に興味をもっていただきたい。

会場にズラリと並ぶのは、実際に街を走る本物のバス、実際に使用されたパーツなど。グッズの即売会は、オープンから数分で売り切れる人気ぶりです。

櫃田優果記者:
こちらの大行列、お目当ては展示されている本物のバス車両。運転席には、運転手の帽子をかぶった子どもの姿があります。

本物の車両に子どもたちも興味津々。運転席でハンドルを握れば、気分は運転手です。また大人向けに用意されたのが…実際の車両の運転体験です。
大型免許がない人も運転できるよう、会場の駐車場に特設コースを用意。プロの運転手に付き添ってもらいながら、ハンドルを握ります。

運転手体験の参加者:
子どもがバスが好きなので、私が運転しているところが見たいということで、応募しました。長いので、ハンドルも大きくて…楽しかったです。

10月から県西部の石見交通などで減便ダイヤが実施されるなど、島根県内でも運転手不足の影響が広がる中、イベントを通じてバスの魅力を発信することで、将来の人材確保にもつながればと関係者は期待します。

松江市交通局・須山敏之局長:
このまま運転手不足が続けば、今のこの状態も維持するのが難しい状況が来るんじゃないかと思います。ぜひとも若い方に興味を持ってもらおうというところから始めていきたい。

松江市は、一畑バスなど他の事業者とも協力して、バスの魅力発信に取り組み、利用促進や運転手の確保につなげたいとしています。

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