10日の原油先物市場で、欧州の代表的な原油指標である北海ブレント原油先物が一時、1バレル=68ドル台まで下落した。70ドルを割るのは2021年12月以来、2年9カ月ぶり。原油の2大消費国である中国と米国の景気減速への懸念から、原油価格の値下がりが続いている。
ニューヨーク原油先物相場も、指標の米国産標準油種(WTI)が一時1バレル=65ドル台まで値下がり。終値は約2年9カ月ぶりの安値を付けた。
石油輸出国機構(OPEC)は10日に発表した9月の月報で、24年の石油の世界需要が日量1億424万バレルになると予想した。(共同)
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