眼鏡店の陳列台

眼鏡レンズ大手で光学機器メーカーのHOYAは23日、サイバー攻撃によるシステム障害の大部分が復旧し、供給が正常に戻りつつあると発表した。犯人が不正アクセスによりファイルの一部を窃取したことも確認した。盗まれたデータに関し個人情報の有無を調査している。

レンズの納期が遅れ、一時は眼鏡チェーン店などで一部の眼鏡の販売停止に追い込まれた。他メーカーでも注文集中による供給遅延などが発生し、業界全体に影響が広がっていたが、正常化に向かうことが期待される。

犯人や盗まれたデータの詳細は明らかにしていない。個人情報の有無の確認は外部のデータ分析会社に依頼し、被害のあった国や地域で警察や規制当局と連携しているという。障害は3月30日に起こり、グループの国内外の事業所が被害を受けた。

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