夏でもひんやりするスポット・岩手県住田町にある「滝観洞(ろうかんどう)」は、数億年かけ海底に堆積した石灰岩の層が隆起し、雨などに侵食されてできた鍾乳洞だ。
2024年4月には新しい観光センターがオープンした。

滝観洞の歴史について滝観洞観光センターの千葉孝文さんによると「明治時代に風吹穴として発見された後、大正時代 奥に大きい滝があることが見つかり観光地化が始まった」という。

滝観洞の全長は、洞窟内は滝までが約880メートルあり、そこから同じ道を戻ってくるコースで1、5キロぐらいは歩く。

滝観洞には、洞窟に入る人のレベルに合わせ「通常」「冒険」「探検」の3つのコースがあり楽しむことができる。

三倉茉裕子アナウンサーは「通常コース」をチョイスし、無料貸出のヘルメットをかぶり洞窟探検に出発。
洞窟内は濡れているので滑りにくい靴がおすすめだ。

洞窟内を進むと…

滝観洞観光センター 千葉孝文さん
「この鍾乳洞ができた時代に存在したいたウミユリという化石のチェーンソーアート。3億年前はもう200mぐらい海底だったらしい。そこでウミユリという植物が群生してたような場所でそれが時代とともに大陸移動でどんどん移動してきて、それが隆起し鍾乳洞が発達した」

岩手めんこいテレビ 三倉茉裕子アナウンサー
「歩くだけではなく、こういうスポットを見つけて楽しむのもいいですね」

洞窟内の気温は約14度と少し寒いくらいだ。
化石のほかにも実際に映画「八つ墓村」に使われた場所など見どころがたくさんある。

入口から約600メートル付近で水しぶきの音が聞こえてきた。

滝観洞観光センター 千葉孝文さん
「こちら小滝(こだき)では願掛けみたいなものがあり、ここの水で身につけている石(石は自分で用意)を洗って、奥の滝で願いをかけると願いがかなうとされている」

約3分歩くと、より大きな水の音が聞こえてきた。

岩手めんこいテレビ 三倉茉裕子アナウンサー
「すごくきれい!迫力を感じます!」

滝観洞観光センター 千葉孝文さん
「これが高さ(落差)29メートル、天の岩戸の滝です。洞窟の中でこのサイズと、この勢いの滝はなかなかない」

岩手めんこいテレビ 三倉茉裕子アナウンサー
「写真などでは見てきたけれど、実際に見ると迫力が全然違って、水からパワーをもらえるような気がします」

滝観洞観光センター 千葉孝文さん
「先ほど願いをかけた石を用意してください。もう一度同じ願いをさらに込めて、滝に向かって投げてください」

大自然の造形美を楽しんだ三倉アナウンサー。
お腹も空いてきたということで、滝観洞観光センター2階の屋外テラスで名物の「滝流しそば」をあじわう。

声をかけるとそばを流してくれる。
しっかりコシがあって食べごたえがあり、清流のように流れてきて、すごく涼やかな気持ちになる。

大自然のロマンと心地よい涼しさを感じる住田町の滝観洞。
地球がつくりだした神秘の空間を訪ねてみませんか。

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