美ら海水族館を有する県内屈指の観光地、本部町。ここで、琉球発酵食の魅力を発信するご夫婦がいます。「もとぶ糀(こうじ)の里工房みら」の嘉手苅舞子さんと基さんです。2人が作る米こうじや玄米こうじからできる甘酒、甘酒を使ったアイスやスムージーは、発酵食品の持つ健康効果を手軽に楽しむことができ、何よりおいしいと評判です。

 これらの商品は、腸内環境を整える効果が期待され、美容や健康に関心の高い消費者に広く支持されています。なかでも一押しは「玄米雑穀甘酒」。誕生から10年以上のロングセラーで、玄米と十六穀を一緒に炊き上げ、米こうじと玄米こうじで13時間発酵。自然な甘さが引き立ち、きな粉や白玉団子を添えてスイーツ感覚でも楽しめます。また、アルコール成分がゼロなので、小さなお子様にも安心してお飲みいただけます。

 工房ではこうじを使った料理教室やワークショップも開催し、発酵食品の魅力を直接体験できる場を提供しています。子供の発酵体験として保育園や教育機関などにも「手前みそ」作りや発酵講座を行っています。

 創業者(舞子さんの母)が監修した発酵食品は、約30種にも上り、どの商品にも熱烈なファンが付いています。夫婦の今後の展開に目が離せません。(本部町商工会・新垣大地経営指導員)

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 もとぶ糀の里工房みら 本部町谷茶83、電話090(3793)7844。

(写図説明)糀甘ざけ(提供)

(写図説明)もとぶ糀の里工房みらのインスタグラムページ

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