イオンが発表した「AIと創った未来創造おせち」=東京都千代田区で2024年8月1日、加藤結花撮影

 イオンは1日、東京都内でおせちの新商品発表会を開き、人工知能(AI)を活用して企画したおせちを発表した。「未来」「彩り」「Z世代」などのキーワードを入れて、AIが生成した画像をもとに考案。チョコレートや金粉をかけた唐揚げなど、新感覚のおせちが誕生した。

 「AIと創った未来創造おせち」は2~3人前、39品目が入って1万8144円(税込み)。イオンリテール食品本部の西野要さんによると、原色やパステルカラーの画像が生成され、ふさわしい食材を探すのに苦労することもあったという。7、8回の試作を重ねて完成し、「おいしいと思ってもらえるものができた。AI画像の再現率は70%ほど」と語った。

 イオンはこのほか、物価高に対抗した「1万円おせち」など、23種類のおせちを発表した。「お盆で家族が集まる機会におせちを選びたい」という声を受け、一部は例年より約1カ月早い8月1日から、ECサイト「イオンショップ」で早期予約を開始した。AIおせちの予約は9月2日から受け付ける。【加藤結花】

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