先月31日の日経平均株価は、取引開始直後から大きく下落し、下げ幅は一時570円を超えました。

 しかし、その後は急上昇に転じ、上げ幅が660円を超える場面もありました。

 日中の値幅は1233円99銭で、新型コロナの懸念から株価が急落した2020年3月13日以来の記録的な大きさです。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾主席研究員
「日銀が追加利上げを決定した後も、為替がそれほど円高に動かなかった。これが安心材料につながった。アメリカ政府が半導体規制に関して、日本企業は除外するという報道が重なったことも追い風に。半導体企業の株価が軒並み大きく上昇し、日経平均を引き上げた」

 しかし、東京株式市場の取引終了後に為替相場が円高方向に急速に動いたことを投資家が嫌気し、日経平均先物は夜間取引で大幅に下落しています。

(「グッド!モーニング」2024年8月1日放送分より)

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