“一日でも早く大阪まで延伸を”。北陸新幹線をめぐり知事らが国に要望しました。

 国土交通副大臣を訪れた大阪府の吉村知事や福井県の杉本知事ら。北陸新幹線を一日でも早く大阪までつなげるよう国交省に要望しました。

 北陸新幹線の敦賀-大阪間をめぐっては、福井県小浜市付近から京都の地下を通るルートが計画されているものの、具体的なルートは明らかになっていません。

 関係者によりますと現在、ルートは京都駅を通るルートや桂川駅を通るルートなど3つのルートが検討されていて、2016年に算出した建設費2.1兆円はほぼ倍に膨らむ見通しだということです。

 これを受け当初検討されていた工事区間が短く建設費が抑えられる米原ルートに見直すべきではないかという声が、一部の野党や沿線自治体から上がっています。

 25日、沿線の府県の知事らでつくる団体は早期に具体的なルートを確定することや、倍増するとされる建設費の説明などを求めました。

 (大阪府 吉村洋文知事)「今の基準でいくと費用はどのぐらいになるのか。あるいはその工期はどういうふうになるのか早く明らかにしてもらいたいという要望をしました」

 ルートの見直しについては…

 (福井県 杉本達治知事)「ルート問題は後戻りしないということで、もう決着済みであるというようなお話もいただきました」

 団体は自民党や公明党にも同様の要望を行い、一日も早い大阪への延伸を求めました。

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