(ブルームバーグ): 円の対ユーロ相場が1ユーロ=180円の水準に近づけば、政府・日本銀行が外国為替市場に介入し、ユーロ売り・円買いに動く可能性があるとシティグループのアナリストらが指摘した。
シティの高島修通貨ストラテジストらは、対ドルで1ドル=165円前後まで円安が進行し、対ユーロでも180円の水準になる恐れが出てくれば、政府・日銀がユーロ売り・円買い介入を実施しても「われわれは驚かないだろう」と見解を示した。
ユーロ・円相場は今月11日に175円43銭と1999年に欧州単一通貨としてユーロが導入されて以来の円安水準を記録した。その後は若干円高方向に戻し、アジア時間23日朝は171円前後で取引されている。
政府・日銀は11日に今年3回目と考えられる3兆5000億円規模の円買い・ドル売り介入を行ったと推定され、翌日には市場参加者に円の対ユーロ相場について水準を尋ねる「レートチェック」を実施した。
原題:Citi Warns of Euro-Yen Intervention Risk If Pair ‘Threatens’ 180(抜粋)
--取材協力:間一生、Brett Miller.
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