2

 企業が本業とは関係のない「個人の夢をかなえる」という、珍しい取り組みが行われました。力を入れる理由とは…。

■2万人の大観衆の前で…“踊る夢”を実現

夢をかなえる舞台になった神宮球場 この記事の写真

 19日の神宮球場。ここが、彼女たちが夢をかなえる舞台です。

 きっかけは、オープンハウスが3月末に始めた、こんな呼び掛けでした。

オープンハウス資料から オープンハウス資料から
「今も追い続けている夢、挫折してあきらめた夢、夢の実現を応援します」

 その後、多くの応募の中から、2つの夢が選ばれました。その一つが、高校時代にチアリーダーをやっていた中川友梨香さん(27)たちのグループです。

中川友梨香さん(27) 中川さん
「コロナ禍でオーディションなどがなくなってしまった矢先に、プロのダンサーを目指すのを1回やめてしまったけど、お客さんを入れた会場で踊ることが夢だったので、それで応募した」 プロのダンサーからの指導

 このメンバーで踊るのは、実に9年ぶり。憧れていたプロのダンサーから直々に指導も受けながら、本番まで練習を繰り返します。そして、いざ本番へ。

2万人の観客の前でダンスを披露

 2万人の観客を前に、1分半のダンスを披露しました。

中川さん
「(Q.踊ってみてどうでした?)間違えちゃいました」
「(Q.夢かないましたね)はい。良かったです」

次のページは

■難病抱えた少年も 住宅メーカーの狙いは?

■難病抱えた少年も 住宅メーカーの狙いは?

吉次楽くん(7)

 夢をかなえたもう1人は、生まれつき目に特徴が出る難病の「歌舞伎症候群」を抱える小学2年生の吉次楽くん(7)です。

 父親の聖志さんは、ヤクルトスワローズが好きな楽くんのため、また病気の認知度を上げたいと、始球式に応募しました。

楽くんが始球式に

 割れんばかりの拍手に、本人も満足そうです。

聖志さん
「いや驚きました。楽しそうに投げてるじゃないですか。今後、苦しいこともあるかと思うが、この子が生きていくうえで、大きな糧になったと思う」

 今回のイベントを主催したのは住宅メーカーです。本業と関係ないのに、個人の夢を応援する理由は何なのでしょうか?

オープンハウス広報宣伝部 飯田大輔次長 オープンハウス広報宣伝部 飯田大輔次長
「目標を高く持てば変われたり、成長できるということを世の中全体にも見てもらって、日本全体もそれで活性化したらいいと思う」

 ひいては、それが本業にもプラスで返ってくるとみています。

飯田次長
「経済が活性化すると、住宅の需要も増えていくと思うので。次の(夢をかなえる)企画もまた、お待ちいただければと思います」

(「グッド!モーニング」2024年7月22日放送分より)

この記事の写真を見る
・「1杯200円」都内で激安そば店 70歳店主が“薄利”で奮闘 店名にもこだわり・カキの“生食用”と“加熱用”何が違うかご存じですか?「鮮度」ではないんです!実は・株価大幅下落で新NISA「損切り民」が続出?・高齢化団地の上下階「セット貸し」が満室 家賃5万円台で若い世代呼び込む・“安いバナナ”と“高いバナナ”…何が違う? 味ではない…高い値段の理由

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。