那覇市牧志の琉球料理「首里天楼(すいてんろう)」が2階を改装し、国賓をもてなす迎賓館をイメージした「白澤(はくたく)の間」を今月オープンした。約50人を収容。ゆったりとした空間で和食と琉流料理を織り交ぜた食事とともに、琉舞やエイサー、三線など琉球芸能が楽しめる。

 琉球使節「江戸上り」の様子を描いた全長10メートルの絵画などを展示。舞台や音響も完備している。広間の名称となっている「白澤」は中国に伝わる聖獣で、吉兆を表すともいわれる。

 国内外の観光客の他、県民にもお祝いごとなどでの利用を勧めている。同店舗を展開するJCCの渕辺俊紀社長は「上質な空間で、文化を感じながら交流を楽しんでほしい」と話した。

 同店は旅行新聞新社主催の「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」にも選ばれている。(政経部・大城大輔)

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