SNSを通して投資話や結婚話を持ち掛け、金銭をだまし取る詐欺が全国で増加しています。

県内では今年に入り、約3億円の被害が確認され県警も取り締まり強化に向けて動き出しました。

17日に県警本部で開かれたのはSNS型投資・ロマンス詐欺の対策会議です。

刑事部長や生活安全部長が迅速、的確に初動捜査を進めるよう指示しました。

平井隆史 刑事部長
「たった3カ月で昨年1年間のニセ電話詐欺の被害額3億円を超える脅威になっている」

生活安全部長 
「スマートフォンの解析が事件解決には不可欠」「部門横断的な捜査が一番重要になってくる」

県警は今年に入って3月までに43件の発生を確認していて、被害総額は約3億円にのぼります。

諫早市の50代の男性はインスタグラムの「株価があがっていく銘柄を教えます」という広告にひかれ ニセのサイトに登録させられました。

そして「ホリエタカフミ」や「池上彰」などを名乗るアカウントから株の購入を持ちかけられます。

男性は利益が出たという画面も信じて合計10回にわたり、ニセの手数料を含めた計750万円をだまし取られたということです。

県警はSNSなどでお金の話をされたら家族や県警に相談してほしいと呼びかけています。

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