下請け企業への不当な返品などの法律違反があったとして、公正取引委員会から是正勧告を受けたトヨタ系列の車体製造会社が会見を開き、謝罪しました。

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント 西脇憲三 社長
「多くのステークホルダーの皆様に、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしまして、大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」

「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」は下請け企業への不当な返品などの法律違反があったとして5日、公取から是正勧告を受けました。

具体的には、この2年間で▼下請け65社から納入された製品、およそ5400万円分を不当に返品したほか、▼下請け49社に部品製造に使う「金型」などを無償で保管させていたことが、下請法違反に当たると認定されています。

公取によりますと、金型の保管は最大で30年近く続いていた例もあったということです。

社長は背景について「今やってる仕事を疑う姿勢が育まれていなかった」と説明したうえで、下請け企業への補償を進める考えを示しました。

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