先月28日、前の日より241円高い3万9583円で取引を終えた日経平均株価。この日、38年ぶりに1ドル=161円台をつけた歴史的な円安水準が後押ししました。

 4万円台を再び回復することはできるのでしょうか?専門家が注目するのが、1日に発表される日銀短観です。

三井住友DSアセットマネジメント
市川雅浩氏
「注目が高そうなのは、大企業の設備投資です。これが順調に投資の計画が伸びているようですと、日経平均にはプラスになると思いますので、今回は設備投資の動向は一つ見ておくべきポイント」

 もう一つのポイントが、5日に発表されるアメリカの雇用統計です。

市川氏
「雇用の伸びは落ち着きそうだという見方が、今のところ市場ではされています。労働市場の緩やかな減速が確認されるということであれば、インフレ沈静化の期待が強まるということが考えられるので。市場の反応としては、長期金利の低下とアメリカ株の上昇が予想されます。これを受けて翌週以降になりますけれども、日本株もしっかりとした動きが期待されるのではないか」

(「グッド!モーニング」2024年7月1日放送分より)

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