関西大学にとって初めてとなる人工衛星が完成し、ことしの秋に、宇宙に打ち上げられる予定です。

関西大学などは、初の人工衛星「DENDEN-01(デンデンゼロワン)」を完成させ、JAXA=宇宙航空研究開発機構への引き渡しを完了したと発表しました。

人工衛星の小型化が進むなか、超小型の衛星は、宇宙空間の急激な温度変化の影響を受けやすく、電力の供給が不安定になるという課題がありました。

山縣雅紀准教授によると、この衛星には、関西大学が開発した、温度を安定させる補助装置が搭載されていて、宇宙空間でも安定した電力の供給が可能だということです。

【関西大学山縣雅紀准教授】「高機能な衛星というものを、これをきっかけにどんどん増えていくような、そういう風な技術を作って、宇宙業界に貢献したい」

この人工衛星は、エネルギー技術の実証実験として、ことしの10月ごろに宇宙に打ち上げられる予定です。

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