カップ麺や袋麺など即席麺の売り上げが好調です。海外での販売も伸びていてカップヌードルや「ラ王」などを販売する日清食品HDは、昨年度の純利益が過去最高を更新したと発表しました。

こうした中、今、特に注目されているのが、「袋めん」なんです。きっかけは、あるちょっとした変化でした。

■袋麺“3食パック” 人気のワケ 5食は食べきれない?

井上貴博キャスター:
最近、袋めんの“3食パック”が人気になっています。日清食品HDによりますと、5食パックへの消費者の意識が「多い・高い」に変化しているといいます。

背景には、▼平均世帯人数の減少…2022年の世帯平均人数は2.25人で5食パックだと食べきれない、▼5食パックの価格…10年で約100円増加し、値上げ感から購入機会が減ったということがあるそうです。

■なぜ納豆は3個セット? ティッシュは5箱セット?

ほかの商品をみてみると、納豆は3パックセットが多いです。タカノフーズ広報によりますと、「世帯人数や食べきりやすい数を考慮して3パックに決まったと思います」ということです。発売当初は今より賞味期限が短く、食べきりやすい数として3パックになったということです。

さらに、3パックのサイズが約10cmの立方体で、陳列しやすいことも理由にあるといいます。

ティッシュは5箱セットで販売している商品を目にすることが多いと思いますが、浜田紙業によりますと「女性が持ち運ぶ際に“地面につかない数”。昔の箱ティッシュは今より高さがあり、6箱以上だと地面につく可能性があった」ということです。

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