北陸新幹線の大阪延伸ルートをめぐり、日本維新の会の国会議員団らは現在の小浜・京都ルートから米原ルートに変更するよう国土交通省に提言書を提出しました。

北陸新幹線の延伸については2016年、福井県小浜市を南下して京都駅を経由し新大阪駅に至る「小浜・京都ルート」に決定しました。

これについて、日本維新の会の馬場代表と教育無償化を実現する会の前原代表らは「小浜・京都ルート」では延伸費用が米原ルートの3倍以上となる2・1兆円がかかるほか、工期も5年長い15年を要し「小浜ルート」を選ぶ合理性が乏しいとして「米原ルート」に変更するよう提言書を国土交通省に提出しました。

北陸新幹線の延伸をめぐっては、
石川県や富山県の沿線の市長や町長の一部も、米原ルートに変更すべきだとの声をあげている一方、石川県の馳浩知事は、政府・与党合意の「小浜・京都ルート」を堅持する姿勢を示していて、自治体の首長の間でも足並みがそろっていません。

北陸新幹線は3月に金沢ー敦賀間が開業しましたが、大阪までの延伸は着工のめどが立っていません。

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