去年起きた消費者トラブルによる被害額の推計が、過去最高の8.8兆円となったことが明らかになりました。

 政府がまとめた消費者白書によりますと、相談やアンケートから推計した去年1年間の消費者トラブルの件数はおよそ2067万件で、支払い額は過去最高のおよそ8兆8000億円となりました。

 被害額が1万円を超えるものでは、脱毛エステを含む「保健サービス」や化粧品を含む「保健衛生品」などの相談件数が増加したほか、1件あたりの平均支払額が増加したことが要因です。

 1万円未満では「外食・食事宅配」や「教養娯楽品」などでの相談が増えたということです。

 また、SNSが関係する相談件数が過去最多の8万404件となり、特に50代以上で増加し全体の半数を占めました。

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