止まらない値上げラッシュの波。
その影響は激安店にも...。

東京都内を中心に7店舗を展開するスーパーで、店頭に大きく掲示されていたのは「68円コーナー」の文字。
様々な商品が68円で売られていた。

また、店にはずらりとジュースが並んでいたが、値段を見ると...78円。

食品から日用品まで、多くの商品が激安価格で売っていた。

客「近所なのでよく来ます」「ペヤング大好きです。うちに絶対2個ストックしています」

しかし、そのカップ麺は6月から値上げの対象。

ゑびすや商店・唐鎌孝行社長「税込み149円。6月1日以降だと159円に...」

「ペヤングソースやきそば」などを展開するまるか食品は、6月1日の出荷分から、即席麺13品目を5年ぶりに値上げする。

さらに、明治はチョコレートやグミなど54品目、ハウス食品もとんがりコーンなど6品目を値上げ。
また、カルビーはポテトチップスやじゃがりこなどスナック菓子68品目の価格を、3%から10%値上げするという。

ゑびすや商店・唐鎌孝行社長「売れ筋でおいしいですよね。値段が上がると、お客さまにがっかりされちゃう部分もあるんですけど、欠品するわけにはいかないので...。値上がりする商品はできるだけ値段を維持できるように(5月中にたくさん)仕入れて、それがなくなった時点で価格改定させていただく」

買い物客「値上げされる前に買っておきたい。(値上げは)困りますね」、「(値段が)上がってますよね、生活しづらくなる」、「買っておいたほうがいい、値上がりするなら。(ペヤングソースやきそば)10個ぐらいストックしておこうか」

そうした中、物価高でも売り上げが好調の商品がある。

29日は最高気温25.8度と、9日連続で夏日を観測した東京都心。
食べたくなるのは、ひんやりとしたアイス。

東京・お台場では、太陽が照りつける中でアイスを食べている人の姿があった。

スーパーでもアイスの価格を値上げする中、売り上げは好調だという。

ゑびすや商店・唐鎌孝行社長「売れ行きは意外と良い。値段は若干上がってしまったが、やっぱり(売り上げは)落ちない。冬場も結構売れている」

買い物客「買いますよ。冷凍庫に常備している」、「1年中食べる。夏は特に食べたくなる」

日本アイスクリーム協会によると、販売金額が過去最高の6000億円を超える見通しだという。

なぜ、値上がりしてもアイスは売れ続けるのか。

日本アイスクリーム協会・石井克明専務理事「洋菓子のケーキ1個買うと、700~800円ぐらいすると思う。そのぐらいのお金を出すと、アイスクリームは複数個、下手すると4個ぐらい買える。いろんな菓子・スイーツ類の中で、コストパフォーマンスが非常に高い」

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