愛媛の県都・松山市を走る伊予鉄道の市内電車に１６日、新たな車両が登場しました。その名も「お遍路電車」。四国遍路の世界遺産の登録を目指して走ります。
住職の読経：
「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛…」
お経を唱えて住職たちが安全祈願。その前の電車には石手寺や明石寺など愛媛にある四国霊場札所の写真、お遍路さんのマークがラッピングされています。
この「お遍路電車」は伊予鉄グループと四国八十八ヶ所霊場会の伊予部会が、世界遺産の登録を目指す四国遍路をＰＲしようと企画しました。
青木稜悟記者：
「電車の中に入ってみると吊り革にはお遍路笠がデザインされていて、寺の名前であったり、お遍路の豆知識が書かれています。」
電車の中はお遍路さんが被る「菅笠」のつり革や、四国遍路の歴史が分かるポスターなども。まさに「お遍路」仕様となっています。
伊予鉄グループ・清水一郎社長：
「是非電車に乗っていただいて、お遍路さん行ってみようという気持ちになっていただけるんじゃないかなというふうに思っております」
「お遍路電車」は伊予鉄道の市内電車で３年間運行される予定です。
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