関西経済連合会の第11代会長で住友金属工業(現・日本製鉄)の社長、会長を務めた新宮康男(しんぐう・やすお)さんが10日、老衰のため亡くなった。98歳。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会を後日開く。
1948年に東京大法学部を卒業し、住友金属工業入社。社長、会長として85年のプラザ合意後の円高不況に直面し、事業の合理化・多角化を進めた。
財界活動では関西経済同友会代表幹事を経て、97年から関経連会長を2年間務めた。関西国際空港会社(当時)の会長にも就いた。
関西の総合力を発揮するため府県や政令市、経済界の代表による広域連携組織の結成を提唱し、99年に関西広域連携協議会が発足。2010年に設立された関西広域連合の源流の一つになった。
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