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<本の要約サービスflierが新刊の中から話題の本をピックアップし、それぞれのおすすめポイントを「本の作り手」が紹介>
毎月びっくりするほどの数の新刊が発売されていて、「どの本を選んだらいいかわからない......」と感じたことはありませんか? 「もうひと推しあったら買うかも」と思うような、本屋さんでよく見かける本もあるはず。1日1要約を提供しているフライヤーでも、残念ながらすべての新刊を紹介しきれません......。そこで、そんなラインナップのなかから、書店やネットなどで話題となっている本をピックアップして、「推しポイント」をまとめてみました! きっと「あなた好みの1冊」が見つかるはずです。
※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載(こちらとこちらとこちらとこちらから)です。
超・真面目。でもなぜか笑えるサバイバルガイドブック
『究極のサバイバルシリーズ2
もしも車ごと崖から落ちそうになったら』
著者:ジョシュア・ペイビンデビッド・ボーゲニクト
出版社:文響社
・もしもエレベーターが急降下したら?
・もしも井戸に落ちたら?
・もしも火山噴火に巻き込まれたら?
・もしも地雷原に足を踏み入れてしまったら?
・もしも滝つぼにダイブしなきゃいけなくなったら?
・もしも宇宙人に誘拐されそうになったら?
命にかかわるヤバいシチュエーション。この世で絶対に起きないとは言えない、ありえない状況を華麗に回避する方法を、その道のスペシャリスト達が大真面目に解説します。
本書であなたは乗っているラクダが暴走した時の制御法を会得する!
(株式会社文響社 編集部 畑北斗)
心地よく生きるのに本当に必要なのは【月7万円】だけ!
『低コスト生活
がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。』
著者:かぜのたみ
出版社:朝日新聞出版
「お金を貯めて、生活と心にゆとりをつくりたい」......けど、どうしたら?
著者は、仕事で心身の調子を崩してから生活を徹底的に見直し、家賃込みでの低コストライフを実現した人気YouTuberかぜのたみさん。
がむしゃらに働いても、生活が整っていなければ浪費が増えるだけ。やみくもに節約しても、心地よく暮らすために何が必要なのか分からなければ、将来への不安は一生解消できません。
住まいの選び方、買い物のコツ、毎日の食事内容......本書には、著者がたどり着いた心とお財布の両方に負担(コスト)をかけないためのメソッドが詰まっています。
「合わなければやめればいい」くらいの気持ちで、気になったものから気楽にトライしてみてくださいね。
(朝日新聞出版 書籍編集部 編集担当者)
最新のエビデンスで「幸せの正体」を科学する!!
『残酷すぎる 幸せとお金の経済学』
著者:佐藤一磨
出版社:プレジデント社
「子なし女性より子持ち女性のほうが幸福度は低い」──。
行動経済学の一分野である「幸福の経済学」では、結婚や育児、出世といったライフステージなどによって幸福度はどう変わるのかを、エビデンスから分析します。しかし、研究で明らかになった “幸せの正体” は、なかなか受け入れがたいショッキングなものでした。「夫は妻より幸せになれない」「人生の “幸せのどん底” は48.3歳でやって来る」「専業主婦より妻が管理職の夫のほうが幸福度が低い」......。
気鋭の経済学者が、現代人の「幸せの正体」を最新エビデンスからひも解く1冊です。
(プレジデント社 書籍編集部 工藤隆宏)
「もしかして弊社、採用ヘタ?」と思ったら読んでほしい
『人事で一番大切なこと
採用・育成・評価の軸となる「人事ポリシー」の決め方・使い方』
著者:西尾太
出版社:日本実業出版社
営業経験者を採用したはずなのに話しベタな人が来た。長く勤めてくれる人がほしいのに転職5回目の人を雇い、半年で辞めた。......「採用」にはなぜか「ミスマッチ」という言葉がつきまといます。ただでさえ「いい人」が採りづらいこの時代、せっかく採用した人が現場に合わなかったりすぐ辞めてしまったりすると経営陣や人事は信用を失い、現場の士気は下がります。何もいいことがありません。
本書はそんな「採用ミスマッチ」の原因とその防ぎ方を人事の超プロが解き明かした1冊。決め手となるのは「人事ポリシー」。自社は何を目指していて、どんな人が「いい社員」なのか。自社の人事ポリシーを整理すれば、本当に必要な人材がわかります。
「なぜいい人が採用できないのか?」「なぜ、いい人から先に辞めるのか?」そんな疑問をお感じの経営者、人事担当者、現場のマネジャーはぜひご一読ください!
(日本実業出版社 山田聖子)
自分が知らなかった教育を見てみませんか?
『教育観を磨く 子どもが輝く学校をめぐる旅』
著者:井藤元、苫野一徳、小木曽由佳
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
皆さん、教育に関心はありますか?
そう聞かれたら、多くの人が「ある」と答えるのではないでしょうか。
では、これからの時代、子どもたちはどういう教育を受けて育っていくと思いますか?
もしかしたら、親世代と同じ教育はもう、通用しないのかもしれません。
だとすると、私たちは教育観をブラッシュアップしておく必要がありそうです。
本書では、特色ある4つの学校を取り上げ、そこで子どもと向き合う先生からお話を伺います。
テストがない、時間割もない、規則もない...そんな学校があるということを知るだけでも、ワクワクしませんか? さあ、著者と一緒に教育観を探る旅に出ましょう!
(日本能率協会マネジメントセンター ラーニングパブリッシング本部 出版部 東 寿浩)
ビジネスで、地球と世界の未来を救う若き起業家たちへの希望の書
『グローバル メガトレンド10
社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点』
著者:岸本義之
発行元:BOW&PARTNERS
発売元:中央経済グループパブリッシング
出版社:中央経済社
地球温暖化から、資源エネルギー問題、人口問題と少子高齢化、所得格差、国家間のパワーシフト、生産性向上と省人化まで、本書で取り上げられている地球規模で進行する「社会課題」は、「未来予測」ではない。なぜなら、それらは今後30年40年続く「必然」だからだ。と同時に30年後にはひょっとしたら解決しているかもしれない事柄でもある。今までがそうであったように。解決策を提供するビジネスによって。「だから未来はいつも意外と明るい」と、名コンサルタントにして大学で教鞭をとる著者は説く。そして、そのための「視点」を挙げる。自信を持ってお薦めする、社会課題とビジネスチャンスを繋げるありそうでなかった1冊だ。
(干場弓子〔BOW BOOKS 編集長〕)
じつは知らない、日本社会の「新しい弱者」の正体!
『高学歴難民』
著者:阿部恭子
出版社:講談社
「高学歴」と聞くと、「エリート」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、30歳を過ぎてもまだ無職、炊き出しの列に並ぶ貧困生活、精神を病んで入院、犯罪に手を染めて刑務所......長年の努力は評価してもらえず、居場所を求めてさまようことになってしまった「高学歴難民」が、この社会に存在しています。
100人以上の高学歴難民から相談を受け、就労支援をしてきた著者による衝撃のレポートの数々──。当事者から友人、家族まで、学歴社会が続く限り、負の連鎖は終わらないのかもしれません。
(株式会社講談社 第一事業本部 学芸第一出版部 佐藤慶一)
先行きが見えない、激動の時代にこそ大切なのが「数字で話す力」
『数字で話せ!「世界標準」のニュースの読み方』
著者:高橋洋一
出版社:エムディエヌコーポレーション
「昔から数字が苦手で......」。私を含めて、ついつい「文系」が発してしまいがちな言葉ですよね。
著者の髙橋先生いわく、「もう『私、数字に弱くて』というような言い訳が、通用するような時代ではありません。数量化されていない話は、議論にならない、というのが世界の常識なんです」。
世界は変わりました。世界では何が起こっているのか、そして、これからどうなるのか。個々の人間が、しっかり理解し、正しい判断をしなければ生きていけない時代です。
本書では、「経済」「安全保障」「国際社会」「AI」「行政」と多岐にわたるテーマを扱いながら、世界が常識とする考え方のキーポイント「数量的な思考方法」を明らかにしています。
国内外の問題を正しく数量的に評価する「センス」をぜひ身につけましょう。
(編集担当 河西 泰)
ネガティブな「ぐるぐる思考」から抜け出すコツがわかります
『幸せスイッチをオンにする メンタルの取扱説明書』
著者:エマ・ヘップバーン
翻訳:木村千里
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
このようなことはありませんか?
「夜寝る前に嫌なことばかり思い出して一人反省会してしまう......」「SNSで人の幸せそうな様子を見て自分と比べて落ち込む......」
ものすごく不幸なわけではないのに、毎日心地よく過ごしたいと思っているのに、
なぜこんなにも幸せを実感できないことが多いのでしょうか?
この本では、そんな「幸せを感じにくい」自分から、「幸せを感じやすい」自分になるための21の効果的なコツが紹介されています。
臨床心理士である著者による、エビデンスに基づいた解説と、ユニークなイラストやワークで、自分の感情と楽しく&じっくり向き合うことができます。ぜひおすすめです。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン 編集部 野村美空)
毎日の仕事が一気に変わる! すぐに使える81の活用術
『ビジネスパーソンのためのChatGPT活用大全
毎日の仕事が一気に変わる!』
監修:國本知里
出版社:Gakken
2022年のリリース後、わずか2カ月で1億ユーザーを超え、その後も大幅アップデートをするたびに話題となっているChatGPT。そんなChatGPTを日々の業務に活用し、「アイデアや作業効率を爆上げしてしまおう」というのが、この本。
メール、企画立案、議事録、プレゼン資料、タスク管理、マーケティングリサーチ、SNS運営、要約、翻訳など、日々の業務に使える活用術を、オールカラーの見やすい紙面でカタログのようにひとつひとつ紹介する。
高度で複雑なやり方は一切登場せず、苦手な人でも簡単に使いこなせる活用術を豊富に掲載しており、眺めるだけで、使いこなすイメージがどんどんふくらむはずだ。
(Gakken 編集部 髙橋龍之助)
自分の分身「お金ちゃん」を育てよう!
『自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。
お金持ちでも投資の天才でもない私たちの新NISA、iDeCo戦略』
著者:アラサーdeリタイア管理人ちー
出版社:かんき出版
著者のちーさんは、「自分が働くより、お金にも働いてもらう(投資で増えていく)ほうが資産を大きくできる!」と気づき、自分の分身の「お金ちゃん」を育ててきたそう。それを真似て積立投資を始めてみたところ、たしかに、ほったらかしでも利益が大きくなっていく......これがお金に働いてもらうことか!と目からうろこが落ちる思いでした。
あなたも億り人は無理でも、今よりちょっと自由になるための余裕がほしいな~と思いませんか?
本書は新NISAのおすすめ商品&掛金設定から、継続のコツ、出口戦略までご紹介。投資未経験者はもちろん、NISAを始めてみたけどこのあとどうしたら......と悩む方にもおすすめです!
(かんき出版 編集部 編集者K)
ビジネスパーソンの理系教養を1冊で!
『ビジネス教養としての 最新科学トピックス』
著者:茜灯里
出版社:集英社インターナショナル
日経新聞、朝日新聞、『週刊エコノミスト』書評などで話題!
ビジネスパーソンに効く、大人向けのやさしい最新科学入門。
本書は、作家で科学ジャーナリストの茜灯里さんによる、29の最新科学トピックスの解説本です。「日本のビジネスパーソンにもわかりやすい科学記事が必要だ」という茜さんの志から生まれました。ビジネスシーンで話題のテーマを、わかりやすく、バランスよく、簡潔に解説。1トピックの読了は5分程度!
SDGs・ChatGPT・AI鑑定・核融合──、ビジネスシーンで必須の最新科学は、これ1冊でOK!
(集英社インターナショナル 出版部 担当編集)
SNS投稿やWeb記事がバズらず、悩んでいる方必読!
『1日1テーマ読むだけで身につく
はじめてのWebライティング大全100』
著者:芝田弘美
出版社:自由国民社
一番やりがちなのは、ターゲットやベネフィットを書かないこと。
ユーザーにとって大切なのは、商品やサービスが自分に合っているか?
その商品やサービスでどのようなベネフィットを得られるか?
です。
たとえば、「集客に困っている方必見のライティング講座」とか、「ホームぺージから集客を上げたい士業の方、必読」とか、ベネフィットとターゲットを明確にすることで、ユーザーに刺さるコンテンツになります。
また、共感を生むストーリーの作り方や、Q&Aページの作り方など、伝わるWebライティングのコツが100個あります。Web集客を上げたい方必見です。
(自由国民社 編集部 三田)
時間の使い方の「本質」がわかる一冊!
『仕事と勉強を両立させる時間術』
著者:佐藤孝幸
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
日々の仕事に忙殺されるビジネスパーソンから多く挙がる悩み。それが「仕事と並行して新たなチャレンジやインプットをする時間がない」というものです。
「効率的な仕事術」や「脳科学を駆使した勉強法」など、小手先のノウハウを取り入れたところで、個々で異なる状況を解決する方法とはなりえません。まずはあなた自身の時間のムダを減らし、使い方・捉え方を変えることから始める必要があります。
本書では、働きながら米国公認会計士・弁護士・公認内部監査人などの資格を取得した佐藤孝幸氏が、超効率的な時間の使い方を全5章で解説。これ以上、時間をムダにしたくない方は必読の一冊です。
(クロスメディア・パブリッシング 編集部 山本豊和)
この1冊で後回しがなくなる!
『99%が知らない「行動」を科学する
「なまけもの」のやる気スイッチ』
著者:内藤誼人
出版社:総合法令出版
「なんだかいつもダラダラしてしまう......」
「仕事をしなきゃいけないのにスマホを見てしまう......」
「やらなきゃいけないことを、いつまでも先延ばしにしてしまう......」
このような自覚症状があるのなら、ぜひ本書をお読みください。どんな「なまけもの」の人でもやる気に溢れて行動的な人間に生まれ変わることができます。生まれつき、意欲のない人間はいません。いつも「めんどくさい」と思ってしまう人は、やる気の出し方を知らないだけなのです。
本書で取り上げる「やる気の出し方」は誰でもすぐに実践できるものばかりです。しかも、そのアドバイスは専門雑誌で発表されているような科学的な論文に基づくもので、その効果は実証されています。どなたでも安心して試していただけるはずです。
本書が一人でも多くの人が行動するきっかけになってくれると嬉しいです。
(総合法令出版 酒井)
現代人の抱えるモヤモヤ、哲学者ならどう答える?
『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0
現代人の抱えるモヤモヤ、もしも哲学者にディベートでぶつけたらどうなる?』
著者:富増章成
出版社:Gakken
「人生、親ガチャで決まる?」「勝ち組に入るのがすべて?」──そんな現代人の抱えるモヤモヤを、哲学者に聞いてみたらどうなるのでしょうか?
本書は、「親ガチャ」や「資本主義の限界」など、現代人なら誰もが気になるテーマについて、哲学者と現代人がディベート形式で議論を重ねる全く新しいビジネス教養書です。
現代人も哲学者も対等な立場で議論するので、深く共感しながら読むことができ、賛成・反対双方の立場から考えが深まるというメリットも。
ぜひ本書を通して、悩み事や身の回りの問題解決に〈哲学〉という新たな視点を取り入れてみてください。
(Gakken 編集部 担当編集)
薄いけれども本格派! 戦国武将のシン・教養書
『1日1テーマ30日でわかる戦国武将』
構成:造事務所
出版社:文響社
戦国時代の花形ともいえる30人の武将に焦点をあて、1日につき1人の武将について読み進める戦国武将の入門書(1人あたり4ページ)。とはいえ、最新の研究成果も多く盛り込み、歴史通にも満足いただける内容になっています。
武勇でその名を天下に轟かせた猛者、その智謀で味方を勝利に導いた知将、主家の存続のために知恵を振り絞った苦労人、戦いに敗れてもなお、その忠義によって歴史に名を残した悲劇の将。織田信長に上杉謙信、本多忠勝に黒田如水......。
バラエティに富む魅力的な人物たちの解説に読む手が止まらない1冊です!
(株式会社文響社 編集部 畑北斗)
会話では「うまいことを言う」必要はありません!
『シンプルだからうまくいく 会話のデザイン』
著者:吉原珠央
出版社:ワニブックス
「会話中にうまいことが言えない」「会話が続かない」こういった悩みは、自分を他人に良く見せようと思う欲求から生まれるのだそうです。
心当たりはありませんか? 私はドキリとしてしまいました。
この本では、実力以上に自分を良く見せることはもうやめることを会話のスタートとしています。さらに、「反応」に焦点を当てながら、会話をデザインする(組み立てる)考え方と、実践的でわかりやすい方法を紹介しています。
「聞いていますよ」という相づちやオウム返しも、会話を円滑にするテクニックのひとつではありますが、一番大切なのは相手、相手の立場を思う気持ちです。そしてシンプルで温かい言葉を返すことができれば、相手との間に共感・信頼を築くことができます。
(ワニブックス 書籍編集部 小島一平)
◇ ◇ ◇flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。
通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。
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