北陸新幹線県内開業とともに、福井駅前の新たな顔となった県内初の外資系ホテル「コートヤード・バイ・マリオット福井」。新幹線開業や春休み、ゴールデンウイークなどの大型需要を乗り越えたいま、福井を代表するホテルになるべく、さらなるおもてなしをスタートさせようとしています。その一つが、県民を対象にした日本料理のランチ営業です。11日のスタートを前に、試食会が開かれました。
3月15日に開業した「コートヤード・バイ・マリオット福井」は、北陸新幹線が県内までつながり、初のGWを迎えました。GW期間中の客入りについて総支配人・千代間淳さんは「想定以上の来館。特に後半の3日~5日に関しては満室に近い状況が続いていた」と振り返ります。
ゴールデンウイーク期間は、特に稼働率が高かったとのことですが、大型連休が明けた今、今後の戦略や展望について聞くと千代間支配人は「海外客により多く福井に来てもらえるようなマーケティング戦略をより強力に展開したい」としました。そのうえで「福井県の人に、福井の食材が新しい形で食卓に並ぶ、あるいはホテルのレストランで楽しんでもらうような驚きを常に用意したい」とも話します。
そんな中、ホテル内にある「日本料理 福い」では、11日からランチ営業を始めることになりました。ランチは料理長のお任せコースのみです。福井の食材をふんだんに使った料理が、10品楽しめます。福山アナウンサーは、コイ料理を試食しました。
福山千奈アナウンサー:
「地がらしを使った酢味噌とコイがよく合います!」
そのほかにも、福井ではメジャーな胡麻豆腐はお店の手作り。ざらっとした舌触りの特徴は、熊川宿の葛(くず)にあるそうです。
越前そばやお味噌汁には、越前焼や越前漆器が使われており、お料理を五感で楽しむことができます。
このランチですが、県民から希望する声が多く寄せられたことも始めるきっかけだったということです。食だけでなく、器など細部に至るまで「福井」にこだわる店であることをランチでも体感してほしい。そんな狙いもあります。
総支配人・千代間淳さん:
「今まではホテルのオペレーションが最優先だったが、用意ができたのでランチ営業を開始した」
本格的な稼働に入った「コートヤード・バイ・マリオット福井」。今後、ランチ以外にも様々な事業展開を計画しているということです。
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