日本三大植木市の一つ、山形市の薬師祭植木市が開幕した。会場には約370の店が並び、初日から多くの人でにぎわっている。

(リポート)
「今年も始まりました、薬師祭植木市です。きょう(8日)から3日間開かれるこの植木市の魅力をたっぷりお伝えします」

薬師祭植木市は、400年以上前に山形城主の最上義光が、大火に見舞われた城下町に緑を取り戻そうと始めたのが最初といわれ、熊本市・大阪市と並び日本三大植木市の一つとされている。
薬師公園とその周辺約3キロの通りには、植木や食べ物などを販売する約370の露店が並んでいる。

(リポート)
「植木市という名の通り、たくさんの植木が並んでいます。大小さまざまなものがある中で、一番値段が高いものが…100万円のアカマツです」

高さ約3メートルの立派なアカマツには、100万円の値が付いていた。
ほかにも、花や多肉植物などを扱う約30の店があり、さまざまな植物が並ぶ。

(訪れた人)
「自分で植えてみようかなと、目当ては藤の木。良いのがあればと思ってきたが、そのほかにも多肉植物で良いのがあったので買ってみた。子どものころに1回来た。この年になって来ても良い」

「毎年来ている。見ると何でもほしくなる。花壇があるので花壇に植える」

植木市の魅力は、これだけではない。

(リポート)
「植木市のもう一つの醍醐味が、屋台で売られている食べ物。ここ一帯が、おいしい香りに包まれています」

今年は、露店とキッチンカー合わせて約340店が軒を連ねている。山形名物のどんどん焼きにチョコバナナ、バラエティー豊かなラインナップに、訪れた人たちは…。

(訪れた人)
「お祭りの風景が見られるのが本当に大好き。楽しみすぎて早く来てしまった。最高。毎年これを楽しみに来ている」

「屋台がいっぱいあって楽しい。チョコバナナを食べたい」

「小さい時には来ていないので、新鮮で良い」

「屋台を楽しめればなと思って。ヨーヨーと金魚すくいをしてみたが、全然とれなかった」

植木を見たり、おいしいものを食べたり、さまざまな楽しみ方が出来る山形市の植木市は、10日まで開かれている。

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