東京都のポイント還元キャンペーン開始から6日。
16日、葛飾区のガソリンスタンドでは、ある現象が起きていました。

都外から、より安くガソリンをゲットしに来た“越境PAY”の人たちです。

物価高騰対策として先週スタートした東京都のポイント還元キャンペーン。
auPAY、PayPayなどのQRコード決済を利用すると支払額の10%がポイント還元されます。

都民だけでなく都外の人も利用可能で、対象店には、ガソリンスタンドも。

19日以降、補助金が縮小し、ガソリン価格が値上がりする可能性もある中、値上がり前に都外から駆け込みで訪れる“越境PAY”の人たちが相次いでいました。

千葉・野田市から来た客:
千葉県の野田から。1時間くらいです。(地元では)クーポンみたいのもあるけど、それ以上に安い。1594ポイント(還元)。

葛飾区では15%のポイントが還元される区独自のキャンペーンも行っているため、この店では16日、レギュラーガソリン1リットル178円ですが、都と区のキャンペーンを併用すると1リットル134円相当に。40円以上お得になるんです。

一方、その影響でQRコード決済の利用が11月より5倍以上増加するなどで店側は大忙し。

キグナス石油本田SS・小笠原美樹店長:
土曜日は多分半数の方が他県ナンバーでした。レギュラーガソリンが売り切れに。

都外からポイントをゲットしに来る“越境PAY”は足立区のスーパーでも。

神奈川県の厚木市から来たという女性は「お出かけのついでみたいな。1534ポイント」と話しました。

足立区でも独自のキャンペーンを行い、都と合わせると最大30%のポイントが還元。

店側からは、客足も増え、地元の経済も潤うことに歓喜の声がありましたが、一方で、財源は都や区の予算。
都民はどう思っているのでしょうか。

足立区民は「(財源)大丈夫かなって思いますね、正直」「安くなるならみんな買ってハッピーになればいい」と話しました。

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