林芳正官房長官は16日の記者会見で、三菱UFJ銀行の元行員が支店の貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んでいた問題について「銀行業務は高い信用と公共性が求められており、大変遺憾だ」と述べた。その上で、同行に対し「適切に顧客保護を図るとともに事実関係の全容解明、原因究明、再発防止策をしっかりと講じる必要がある」と強調し、「今後、金融庁で適切な対応を進めるよう報告徴求を通じてしっかりとフォローアップする」と話した。
この問題を巡っては、2020年4月から24年10月までの約4年半で約60人が被害に遭い、被害額は時価十数億円に上り、金融庁は同行に対し、銀行法に基づく報告徴求命令を出した。【鈴木悟】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。