ビールを楽しむ人たち=7月、札幌市

 ビール類全体の販売数量に占めるビールの比率が2024年は55%を超える見通しであることが11日、大手4社の推計で分かった。業界関係者によると、50%台前半だった23年から上昇し、07年以来、17年ぶりの高水準となる。ビールにかかる酒税の減税に伴い、消費者のビール回帰が鮮明になってきた。

 サントリーは家庭向けの販売が好調な「サントリー生ビール」の業務用を3月に投入し、キリンビールは4月にビールの新ブランド「晴れ風」を発売。アサヒビールとサッポロビールも、それぞれ「スーパードライ」や「黒ラベル」の販売に力を入れている。こうした各社の販売戦略がビールの比率を押し上げた。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。