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 「ハマのアメ横」と呼ばれる、横浜市の「洪福寺松原商店街」。年の瀬も押し詰まるなか、「歳末の大売り出し」が開催されています。

■物価高でも格安の年末セール

ハクサイは半分で150円 この記事の写真

 今、価格が高騰しているハクサイは半分で150円と格安です。ハクサイを手に取った女性は、丸々1個と半分を2つ購入します。

買い物客
「(Q.何に使う?)キムチ。結構、野菜が高いので(キムチとして)漬ける。一回買っておいたら、少しは節約になる」 ジャガイモは、大きなサイズがひと山200円

 北海道産のジャガイモは、大きなサイズがひと山200円。高騰している野菜を少しでも安く買いたいと、多くの人たちが訪れています。

 鍋に使う具材などを、まとめ買いです。

買い物客は鍋用の具材などを購入 買い物客
「ここでしか野菜を買わない。値段もほどほど安い。物が良い」

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■絶品の高級マグロがお得に買えるワケは?

■絶品の高級マグロがお得に買えるワケは?

本マグロなどの量り売りが好評 森山みなみアナウンサー
「ここに量りがあるんですけど…。すみません、この量りはどうやって使うんですか?」 魚幸水産 マグロ担当
鮫島政基さん

「量り売り。客の必要な量を量って売る」

 1951年創業の老舗鮮魚店「魚幸水産」では、本マグロなどの量り売りが好評です。

客とのやりとり 鮫島さん
「1500円。これうまいよ。脂があって」
「これも入れる?」
「それも入れちゃって。1500円」 鮫島さん
「これで1500円だったら俺が買う。これで2000円」

 今では珍しい量り売り。客にとってのメリットは?

60代
「自分の好みの物を切ってくれる。トロが良かったらトロ。中トロだったら中トロ。赤身だったら赤身。客の要望で切ってくれる」 一番良い漁場と言われている、アイルランド 鮫島さん
「これは本マグロ。天然の本マグロ」
「(Q.どこの沖でとれた?)これはアイルランド。すごいですよ。世界でも一番良い漁場と言われている、アイルランド」

 アイルランド沖でとれた天然の本マグロ。

鮫島さん
「冷凍のマグロで水っぽく味が薄いと感じる。それがない」

 おいしさを保つ秘訣は、マグロが凍った状態のまま解体することだといいます。

一番脂の乗りが良い部位 鮫島さん
「うま味が外に逃げない。だからおいしい。ここは大トロ。一番脂の乗りが良い部位。マグロは皮目に一番脂が乗る」

 「冷凍マグロの最高峰」とも評価される、アイルランド産本マグロの大トロ。細かい網の目のさしが輝いています。

 ただ、脂身が少し苦手という人には…。

脂身が少し苦手という人には… 鮫島さん
「中トロでも脂の多いもの少ないものがあるので、脂がギトギトしていない中トロが好きな人は『じゃあここがおいしいよ』と提案できる。それだけマグロの種類がある。こういったマグロを安く売る努力をしている。市場を通さないで商社から直接買っているのもある」 カニも、今年はお買い得

 年の瀬に大人気のカニも、今年はお買い得です。

鮫島さん
「タラバガニ1.3キロ。去年だと1万5000円のものが1万3000円で提供できる。ズワイガニは、去年だと3000円です。今年は2000円です」 この記事の写真を見る
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