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 今違ったジャンルを組み合わせた「二刀流グルメ」が注目を集めています。すし屋でチャーハン。なぜ、その組み合わせなのか取材しました。

■二刀流グルメに注目!

パラパラに炒められたチャーハン この記事の写真

 パラパラに炒められたチャーハン。埼玉県越谷市にあるこちらの店、エビがたっぷり入ったチャーハンが大人気です。


「(チャーハン)おいしい、シンプルだけどおいしい」
「チャーハン最高」

 次から次へとチャーハンのオーダーが止まりません。


「中華屋じゃないかなっていうくらいおいしい」

 「中華屋じゃないかなっていうくらい」?本格的な中華鍋にこの腕前。一見、中華料理店にも見えますが…。

すし遊膳 ゆう彩華 池田裕亮代表 すし遊膳 ゆう彩華 池田裕亮代表
「(Q.ここは何の店?)すしとそば」

 実はこの店、毎朝市場で新鮮なネタを仕入れ、大将が握る本格江戸前すし店なんです。

すし客
「越谷とか埼玉だけじゃなく、他と比べてもすごいおいしい」 すし屋歴は… 池田代表
「(Q.おすし屋さんは何年くらいやっている?)もう42年やっている。中学卒業してそのまま15歳の時に出てきた。今57(歳)なので」

 中学卒業後、東京神田のすし店に弟子入りした池田さん。江戸前すしからチャーハン。この二刀流はどのように生まれたのでしょうか。

パート女性から教えてもらったチャーハン 池田代表
「賄いでチャーハンをパートの女性から教えてもらった。『こうやって作るのが一番おいしいよ』と。それが初めてだから、15〜6歳です」

 当時働いていた女性に教えてもらったチャーハンの味に感動し、今も客に提供を続けているといいます。

 すしとチャーハン、遠いようで意外な共通点もあるそうで…。

意外な共通点 池田代表
「すし米は粘り気があってはダメ。チャーハンもパラパラになるので、粘り気がないほうがいい。すし米も硬めにたくので両方とも相性がいい」

 実はすし屋ならではのコメで絶品パラパラチャーハンが生まれていたのです。

定期的に食べ放題も開催

 今ではチャーハン以外にも中華好きが興じて定期的に食べ放題も行い、そちらも大人気だといいます。

常連客
「なんでも作ってくれます」
「(Q.メニューにないものも?)麻婆豆腐も『ひき肉を買ってきたら作るよ』と。なんでも作ってくれます。(私が)買いに行ってます。何回か」

 そんな二刀流グルメは、今さらに広がりを見せています。

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■ホルモン料理と意外コラボも

■ホルモン料理と意外コラボも

炭火で焼かれたもつ焼き

 都内にあるもつ料理が売りのこちらの店。じっくりと煮込まれたもつ煮、目の前の炭火で焼かれたもつ焼き。今の寒い時期にピッタリな料理を求め、店内はこのにぎわい。


「おいしい。おいしい。塩加減も最高」

 今このもつ料理も新たな形へ進化しています。

丸チョウ=牛の小腸を… 株式会社 田 内田克彦代表
「丸チョウという牛の小腸があって。よく博多鍋で出てくるようなブリッとしたやつ。あれをそばに入れたら絶対にうまいんじゃないかと」 そば店をオープン

 「そばにもつを乗せたら絶対においしい」。この確固たる思いで先月そば店をオープン。

もつに合うだしを徹底研究 内田代表
「アゴのまろやかさ深みがあるのと、丸チョウの脂っこい感じがちょうどよくなる」

 長年の経験からもつに合うだしを徹底的に研究し、今では丸チョウそばは人気メニューだといいます。

内田代表
「1個1個作っている」 人気メニューに

 その一つ一つ丁寧に作られた丸チョウをそばの上にたっぷりと。二刀流グルメに客の反応も上々です。


「しっかり脂っこくて。丸チョウの脂がすごくおいしい」 「麺が見えないくらい」 内田代表
「本当はもっとドカーンとやりたい。麺が見えないくらいに」

 進化を続ける二刀流グルメ、今後も目が離せません!

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