秋田県内のコメの生産量の目安を話し合う協議会が5日、県庁で開かれました。2025年度に県内で生産するコメは、2024年度と同じ程度の41万9000トンに決まりました。
秋田県農業再生協議会は、需要に応じたコメの生産に取り組めるよう、主食用米の生産の目安を定めています。
生産の目安は、全国の生産量と県産米のシェアから出した数値と、需要の動向と在庫量から出した数値の中間値で定められていて、2025年度の目安は41万9000トンに決まりました。
全国的なコメの需要量は減っているものの、例年並みの量を作ることで国内でのシェアを高めること。また、新米が出回る前の切り替えの時期にコメが不足しても安定供給できるよう、一定の在庫量の確保につなげることを理由に挙げています。
県農林水産部の齋藤正和部長は「全国的な生産量は需要が減ることで減っていくかもしれないが、できれば秋田県のシェアを高めていきたい。米産県としてのシェアを高めて、秋田県のコメを全国に届けられるようなPRもしっかりしながら、販売環境もしっかりしながらお届けできるように、シェアを高めることも大事だと思っている」と話しています。
協議会は、農家の生産意欲を高め、再生産できる環境を整えたいとしています。
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