秋田県北秋田市の森吉山阿仁スキー場で4日、今シーズンの営業開始を前に安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中の無事故を祈りました。
北秋田市の森吉山阿仁スキー場は、12月7日から今シーズンの営業をスタートさせる予定です。現在、ゲレンデ中腹の積雪は30センチほどで、場所によっては山肌が見える部分があります。
オープンを前に4日、スキー場や市の関係者など45人が安全祈願祭に参加し、シーズン中の無事故を祈りました。
また、停電でゴンドラが動かなくなったという想定で救助訓練が行われ、参加者は利用客を安全に地上まで下ろす手順を確認していました。
阿仁スキー場は、今夏の観光シーズンを前に、電気設備の故障や大雨被害などでゴンドラの運休を余儀なくされました。
一方で、現在は森吉山の樹氷を見ようと団体客の予約が殺到し、すでに昨シーズンの3倍近くの人数に達しています。関係者は、夏の利用客が減った分を、冬の書き入れ時に取り戻そうと意気込んでいます。
森吉山阿仁スキー場の吉田茂彦支配人は「多くの問題を抱えていた中でようやくオープンすることができるので、安全運行に努めながら、お客さんに楽しんでもらえるよう頑張っていきたい」と話しています。
スキー場によりますと、積雪が75センチを超えれば滑走可能で、7日のオープン日にゲレンデを開放するかどうかは、今後の状況を見て判断するということです。
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