アメリカの新聞ニューヨークタイムズ紙に岩手県盛岡市の記事を書いたクレイグ・モドさんが、本を出版することになり11月23日に盛岡市内でトークイベントが開かれました。
モドさんは「今後の著書には盛岡のことも書きたい」と意欲を見せています。

作家で写真家のクレイグ・モドさん(44)は、アメリカ出身で現在は日本に住んでいます。

11月23日、本の出版を前に盛岡市内でトークイベントが開かれ、約100人を前に自身の愛する喫茶店文化と盛岡の魅力を語りました。

作家・写真家 クレイグ・モドさん
「盛岡は奇跡のコーヒーの天国みたいな、カフェとか喫茶店とかすごく不思議」

モドさんはアメリカの新聞ニューヨークタイムズ紙に盛岡市を紹介する記事を書いた人物です。

「盛岡は隠された宝石」と表現したモドさんの記事により、盛岡市は2023年、ニューヨークタイムズ紙が発表した「2023年に行くべき52カ所」に選ばれイギリスの首都ロンドンに次いで2番目に紹介されました。

モドさんが書いた著書「KISSA BY KISSA 路上と喫茶-僕が日本を歩いて旅する理由」は、2020年に自費出版した本の日本語版で、盛岡市の書店が出版元となり発売されました。

歩いて旅をすることでその土地の文化や人と触れ合うことができるというモドさんの考えのもと、国内を歩いて巡り出会った人たちや喫茶店などが写真を交えて紹介されています。

モドさんは岩手めんこいテレビの取材に対し「歩く旅を大切にしていたからこそ盛岡の魅力が見つけられた」と話しました。

作家・写真家 クレイグ・モドさん
「結構、地方では苦しんでいるところが多い。活気のない街が増えている。人口が減っているし子どももいないし。それをたくさん見てきた中で盛岡は田舎だけどこんなに活気ある田舎の中核市はなかなかない。だから来てすぐに気付いた『ここは特別だ』とすごく感じた。もう30分くらいでわかった、盛岡の良さを」

この上で今後の展望についても教えてくれました。

作家・写真家 クレイグ・モドさん
「今 書いている最中の本が2~3冊くらいあるので、その中に盛岡の話もきちんと美しく書きたいと思う」

モドさんならではの歩く哲学と感性で執筆されたこの本は、23日から盛岡市のBOOKNERDなど全国の書店で発売されています。

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