今年3月に引退し、人吉に里帰りした『SL人吉』の話題です。18日から始まる一般公開を前に13日、車体の清掃が行われました。
『SL人吉』はJR肥薩線の観光列車で、今年3月、惜しまれつつ現役を引退。
9月に人吉市に運ばれ、展示するために人吉駅の隣に設置されました。
18日から始まる一般公開を前に、整備を担当したJR九州エンジニアリングの6人が最後の清掃として、車両を布で拭きあげ、真鍮(しんちゅう)部分を丁寧に磨きました。
この機関車はかつて人吉で保管されていて、『SLあそBOY』、そして『SL人吉』として活躍していました。
2度にわたる復活から引退までの36年間、整備を担当した玉井 明人さんも参加。
最後の特別な日を迎えた玉井さんはエアブラシを使って、車両を支えて動かした動輪のさびや汚れを落としました。
【玉井 明人さん】
「家族であり、子どもであり、そのような気持ちで手を入れてきた車両なので、私の気持ちが乗り移ったような機関車だと思います」
SL人吉の清掃作業は15日まで行われ、11月17日に玉井さんら関係者を招いてお披露目式が開かれます。
そして、18日から一般公開されます。
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