環境に優しいエネルギーとして注目されている地熱発電についての話題です。
大分県九重町では今、新たな地熱発電所の建設に向けた調査が進められていて、14日は現地の様子が報道関係者に公開されました。

調査が行われているのは地熱発電としては国内最大規模を誇る九重町の八丁原発電所に近い、泉水山の北側です。
地表からの調査の結果、この場所には地熱資源が存在しそうだと確認されています。


そこで、九州電力の子会社「九電みらいエナジー」は最長で地下2400メートルまで井戸を掘り、地質や温度などを調べる工事を15日から始めることにしていて14日、報道関係者に現地の様子を公開しました。


◆九電みらいエナジー 藤本顕治地熱開発部長
「周辺には200度以上の蒸気が出るところがあるので、非常に有望だと思っている。温度、量ともに十分な蒸気が確認できると期待している」

この調査は数年かけて行われ、地熱資源の存在が確認されれば、九電みらいエナジーは発電に必要な蒸気の量が確保できるかなどを調べることにしています。

九重町ではこの他、涌蓋山の東側でも地熱発電所の建設に向けた調査が進められています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。