今度の日曜日17日に行われる大分国際車いすマラソン。11日は今年のパリパラリンピックで銅メダルを獲得した日本のエース、鈴木朋樹選手の決意をききました。

去年の大会で日本人トップの2位に入った鈴木朋樹(30)。大分でこれまで出場した8回は優勝1回、2位に6回と安定した成績で上位に入賞しています。鈴木は今年9月に行われたパリパラリンピックの男子マラソンで銅メダルを獲得。このクラスでは2008年北京大会の笹原廣喜さん以来、16年ぶりとなるメダルを日本にもたらしました。

鈴木朋樹選手

(鈴木朋樹)「T54のトラックマラソンではここ数年はメダルがとれてなかった中なので、銅メダルを獲得することができてしっかり形に残すことができたと思っています」

鈴木が目標とする選手は、大分で11度の優勝を誇るスイスのマルセル・フグ。フグはパリパラリンピックのマラソンで3大会連続となる金メダルを獲得。世界ナンバーワンの力を大舞台でも見せつけました。

(鈴木朋樹)「今回、パリのパラリンピックでフグと走らせてもらって思ったのが、まだまだ追いついてないというか、自分に関しては徐々にマルセル選手に迫っているとは思うんですけど、やはり彼も毎年進化していってます」

今年の大会にはパリで銀メダルを獲得した中国の金華も参戦し、パラリンピックのマラソンメダリスト3人が大分で再び激突。こうしたハイレベルな選手たちの中で鈴木は集団で自分の力をためることができれば、3年前に自らがマークした日本記録の更新も視野に入ると意気込みます。

(鈴木朋樹)「1人でタイムを出しに行くことは難しいと思うので、そういったところでうまく日本記録が出せるとか海外の選手と競い合うことができればいいかなと思います」

豪華メンバーの競演で、世界最高のハイスピードバトルが予想される今年の大会。日本のエースは世界のトップランナーを相手に真っ向勝負を誓います。

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