30年ぶりの決選投票を制し、石破氏が第103代内閣総理大臣に選出されました。
午後2時半ごろから始まった1回目の総理指名選挙では、石破氏が221票、立憲民主党の野田代表が151票、そして国民民主党の玉木代表が28票など、過半数の233票に届く候補者はおらず、石破氏と野田氏による決選投票に持ち込まれました。総理指名選挙が決選投票になるのは、村山総理が選出された1994年以来、30年ぶりです。
1回目の投票からおよそ30分休憩時間が設けられ、決選投票は午後3時半すぎに開始。壇上の横には、決選投票に臨む石破氏と野田氏2人の名前が貼り出されました。
そして、決選投票の結果、石破氏に221票、野田氏は160票で、最も多くの票を得た石破氏が第103代内閣総理大臣に選出されました。与党の議席数が過半を割る一方で、野党側の一本化も実現しませんでした。
石破総理はこのあと、公明党の斉藤代表との党首会談などをおこなったあと、今夜、第2次石破内閣を発足させます。衆院選で落選した閣僚の後任として、法務大臣に鈴木馨佑氏、農水大臣に江藤拓氏を充てるほか、公明党の代表になった斉藤氏の後任の国土交通大臣には、同じく公明党の中野洋昌氏を起用する方針です。
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