今年は、鎌倉時代の元寇、文永の役から750年です。
4日、福岡市の飯盛神社でモンゴル流の流鏑馬が披露されました。
馬を乗りこなすのはお手の物のモンゴルだけに日本の流鏑馬とはひと味違う迫力でした。
文永の役から750年
RKB 江里口雄介 記者
「今から、日本とモンゴルの交流イベントが行われます。テーマは、両国に共通する馬術です」
4日に福岡市西区の飯盛神社で行われた流鏑馬。
今年は博多湾も舞台となった文永の役から750年、そして日本とモンゴルの文化交流樹立50周年でもあることから、モンゴル流の流鏑馬も披露されました。
飯盛神社 牛尾秀司 宮司
「全国でも初めてと思うんですよね、この儀式は。で、最後でしょう。これを機会としてさらに親睦が深まればどこかで演舞するチャンスも出てくるんじゃないかな」
馬術協会の会長をはじめモンゴルからやってきた4人は元寇の頃の鎧兜を身にまとって参加しました。
ハン モンゴル馬術協会 ツォゴトフー 会長
「とても興味深くて、こういう日本の儀式は動画でしか見たことがなかったから、実際に参加できて光栄だし、とても嬉しい」
五穀豊穣や無病息災祈る 日本の流鏑馬
まずは、飯盛宮当流流鏑馬の奉納。
五穀豊穣や無病息災を祈り見事、的が射貫かれると、観客から大きな歓声があがりました。
そしていよいよ、モンゴル流の流鏑馬です。
磨き抜かれたスピードと技術 モンゴルの流鏑馬
モンゴルでも神事として、相撲などとともに披露されるという流鏑馬。
幼い頃から移動手段として馬を乗りこなしてきただけにそのスピードや技術は磨き抜かれていました。
見物した子ども「迫力がありました」
見物した人
「声も大きくて、打つ時にワーと叫びながら打つのがすごく、カッコよかったです。」
見物した人
「日本とモンゴルでは矢の取り方とか弓の大きさも全然違うなと思いました」
ハン モンゴル馬術協会 ツォゴトフー 会長
「両国がもっと良好な関係を作って、馬術だけでなく色々な文化交流が深まればと思います」
在福岡モンゴル国名誉領事館 シーテヴェ アルタン イルデンさん
「このプロジェクトは平和な未来へというスローガンを掲げています。こういった馬術と武術は日本とモンゴルの両方にある技術なので、この技術の交流を深めて、ぜひ協力関係を続けていただきたい」
元寇から750年。
日本とモンゴルの共通の伝統文化でもある流鏑馬が両国の交流を深めるきっかけになりそうです。
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