日本の南の海上にはトリプル台風+熱帯低気圧 にぎやかな南の海上
9日、気象庁は台風23号と24号が発生したと発表しました。南シナ海には台風22号があるため“トリプル台風”となっています。また23号と24号の間には別の熱帯低気圧が存在しています。衛星画像をみると日本の南の海上では対流活動が活発となっていてまとまった雲域がいくつもあることがわかります。
気象庁(JMA)
台風22号・23号・24号進路予想
気象庁の進路予想では、23号、24号ともに西寄りへと進む予想です。現時点の予想では日本列島へ接近する可能性は小さくなっています。
【画像で詳しく見る】14日(木)までの雨・風シミュレーション
それでは海外の予報機関ではどのような進路を予想しているのでしょうか。参考までに見ていきます。
アメリカ・ヨーロッパ 海外の進路予想は
アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)
台風22号・23号・24号進路予想
アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。
9日午後3時の予想では、気象庁の進路予想と同様に北西へと進む予想です。最大風速をみると、7日から8日ごろに発達のピークを迎える予想となっています。
【画像で詳しく見る】14日(木)までの雨・風シミュレーション
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
台風22号・23号・24号進路予想
アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果について発表しています。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
またアメリカ海洋大気庁では熱帯低気圧についてのアンサンブル予報の結果も公表しています。
ヨーロッパモデルの3つの台風進路予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
台風22号・23号・24号進路予想
ヨーロッパ中期予報センターのアンサンブル予報結果です。概ね気象庁やアメリカモデルと同じような進路予想となっています。
※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください
【画像で詳しく見る】14日(木)までの雨・風シミュレーション
年間の平均発生数は25.1個 ことしはほぼ平年並みの発生数に
9日に2つの台風が発生したことで、ことしの11月は3個目の台風となります。気象庁のまとめによると、平年の値では11月に発生する台風の個数は2.2個となっていて、このうち日本に接近するのは0.5個となっています。
年間では24個目の台風で、2024年の台風発生数は、ほぼ平年並みとなりました。
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