南海トラフ地震臨時情報が2024年8月、初めて発表されました。2024年11月8日、専門家による検討会が行われ、会長は情報の認知度の上昇とともに、仕組みを正しく理解する必要性を強調しました。

2024年8月、宮崎県沖の日向灘で発生した地震を受けて、気象庁は初めて南海トラフ地震臨時情報を発表し、日頃の備えの再確認などを呼び掛けました。

発表から3か月が経ち、南海トラフ地震評価検討会の平田直会長は8日の定例の会見で、全国的にも臨時情報の認知度が上がっているとした上で、情報の意味を「正しく理解してほしい」と話しました。

<南海トラフ地震評価検討会 平田直会長>
「(臨時情報は)すぐに地震が来ますよという地震予知情報ではないんですけれども、1週間以内に地震が来ると思った人が多かった。地震はいつ起きても不思議はない。何の前触れもなく地震が起きることの方がはるかに多い」

平田会長はテレビなどを見ない傾向にある若者や、災害時に要支援者となり得る高齢者への認知度向上の必要性にも触れました。

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