8日夜から記録的な大雨となった沖縄本島地方では、降り始めからの雨量が500ミリを超えるところもありました。10日にかけても、気圧の谷や高気圧のへりを回り込む湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
雨の実況
降り始め(7日午前0時)から9日午後4時までの降水
東村平良 503.0ミリ
国頭村奥 354.0ミリ
那覇市樋川 51.0ミリ など
10日も雨が予想され、1時間降水量は多いところで、
本島中南部 30ミリ
本島北部 50ミリ
9日午後6時から10日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで、
本島中南部 70ミリ
本島北部 150ミリ となる予想です。
台風第23号、24号も発生
気象庁によりますと9日午後3時、フィリピンの東の熱帯低気圧が台風第23号になりました。
1時間におよそ30キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルです。
台風の中心は、3日後の12日午後3時には、フィリピンを横断して南シナ海に達する見込みです。このときの中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されます。(台風の中心が予報円に入る確率は70%です)
またマーシャル諸島付近では台風第24号が発生しました。
台風24号は 9日午後6時現在、1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルです。
あさって11日には南鳥島近海へと進み、その後熱帯低気圧へと変わって12日午後3時にはマリアナ諸島近海に達する見込みです。この方面の船舶は十分警戒してください。
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