東北新幹線は、岩手県内でパンタグラフに異常が見つかったことを受けて、点検作業を行うため新青森駅と仙台駅の間の下り線で、一時運転を見合わせました。運転は再開されましたが、この影響で、新青森を発着する新幹線に遅れが出ています。

須崎蓮 記者
「東北新幹線の下り線が一時運転見合わせとなり、下り線は新青森駅午後1時57分到着以降の列車が大幅に遅れています」

JR東日本によりますと、午後0時半ごろ「東北新幹線はやぶさ19号」が岩手県の一ノ関駅に停車し、車両点検を行ったところ、パンタグラフに異常が見つかりました。

この異常に対する処置は終わり、はやぶさ19号の運転は再開されましたが、JRは送電線の点検を行うため東北新幹線の新青森駅と仙台駅の間の下り線で、一時運転を見合わせました。

須崎蓮 記者
「新函館北斗方面に向かう乗客たちは、駅が用意したパイプ椅子に座って列車を待ちます」

午後3時45分に運転は再開され、午後2時ごろに新青森駅へ到着予定だった下りの新幹線は約2時間遅れの午後4時過ぎに到着しました。

新幹線の利用客は
「盛岡で足止めとなった。(列車の中で)1時間半ぐらい待ちました。大変でした。なんとか着いたので良かったです」

JRによりますと、現在も一部区間で送電線の点検のため、列車の速度を落として運転を行っていて、新青森駅と東京駅の間の上下線で一部列車に運休と遅れが発生しているということです。

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