いよいよ冬本番。青森市では7日夜、初雪が観測されました。
日ごとに寒さは厳しくなり、暖房器具が欠かせなくなります。

こうした中、灯油価格の見通しが生活協同組合コープあおもりが発表しました。12月ごろまでは2023年より最大で1リットルあたり11円ほどの高値となる可能性があります。

冬場に欠かすことができない「灯油」。
生活協同組合コープあおもりでは、現在の灯油の配達価格が1リットルあたり115円で2023年の11月の平均価格より6.1円高くなっています。

利用者からは、この冬の価格の見通しに不安の声が上がっています。

灯油配達サービスの利用者(84)
「(今年は)下がらないのね。上がっているからさ。これからどうなるのかなと思ってますよ。家計にはやっぱり負担が大きいね」

こうしたなか、コープあおもりは、この冬の価格の見通しを発表しました。それによりますと、12月ごろまでは1リットルあたり110円~120円で推移すると見込まれるとしていて、2023年の同じ時期と比べて最大で11円ほどの高値となる可能性があります。

ただ、コープあおもりは、年明けからの価格の推移が見通せないとしています。

その理由に上げているのが現在、政府が石油元売り各社へ1リットルあたり15円程度支払っている「補助金」です。この補助金の扱いは、2025年1月以降は決まっていません。

生活協同組合コープあおもり 灯油課 新里伸夫 課長
「まだ15円程度の補助金がありますので、これがなくなると非常にもっと高い価格で、家計の圧迫となっております。価格は今高値ですけれども、安定している中で準備をしていただいて、冬を乗り切っていただきたいと思います」

青森地方気象台は、7日、青森で「初雪」を観測したと発表しました。平年より1日、2023年より4日早い初雪の観測です。

また、県内の8日の最高気温は平年より約3℃~6℃低くなり、寒さが厳しくなっています。

コープあおもりでは、7日から灯油の電話注文が増えていて、早めの準備を呼びかけています。

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