山梨県が進める富士山登山鉄道構想を巡り、10月に公表された中間報告について、構想に反対を表明している富士吉田市の堀内市長は「現実的には不可能」と厳しく批判しました。
富士吉田市 堀内茂市長:
「築城3年、落城3日」
県が進める富士山登山鉄道構想を巡っては10月28日、県が事業化に関する中間報告を発表しました。
このなかでは一人1万円の料金で黒字化が見込まれる年間利用者300万人を超えるには、年間280日営業して定員120人の次世代型路面電車を1日10時間、6分間隔で運行する必要があるとしています。
開業時期などは明記されていません。
これに対して登山鉄道構想に反対の立場を示している富士吉田市の堀内市長は8日の会見で実現性について疑問を呈しました。
富士吉田市 堀内茂市長:
「中身を読み理解する中で信頼性、信憑性を疑ってしまう内容。物理的には可能でも現実には不可能としか読み取れない」
一方、堀内市長の指摘に対して長崎知事は…。
山梨県 長崎幸太郎知事:
「(堀内)市長はそういう理解かもしれませんが、私は違う理解をしております。ベストな解決策を出していく。責任をもって向き合い最終的には4年に1回の民意を問うていく。これがある意味、民主主義の常道と思いますので、その常道に基づいて やっていきたいと思います」
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