中国電力は30日、今年8月に見込んでいた島根原子力発電所2号機の再稼働を、12月に延期すると発表しました。
松江市にある島根原子力発電所2号機は、再稼働に向け、5月までに安全対策工事を完了する見込みでしたが、去年12月に起きた構内での作業員死亡事故による工事停止などのため、大幅にスケジュールが遅れたとみられます。
中国電力はきょう、原子力規制委員会に対し、使用前確認申請書の変更を申請しました。
これにより、当初今年8月を見込んでいた2号機の再稼働は12月にずれ込み、営業運転再開は2025年1月にずれ込むということです。
島根原発2号機での事故は去年12月21日午後2時30分ごろに発生。2号機の建屋南側の地下で土砂を掘削する作業中、落下した、奥行約3.1メートル、幅約1.4メートル、厚さ約15センチのコンクリートの塊の下敷きになり、60代の男性が、両側外傷性血気胸で亡くなっています。
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