秋田県北秋田市で総務省や警察職員をかたる不審電話がありました。
7日午前10時ごろ、秋田県北秋田市に住む60代女性の自宅に「1」から始まる電話番号の着信がありました。自動ガイダンスで、迷惑メールが流されている旨の内容で、女性は案内にしたがって「1」を押し、電話を切りました。
その後、総務省通信局のヤマグチを名乗る男から電話があり、「あなたの携帯電話から大量の迷惑メールが発信されている。確認のため、あなたと家族の電話番号を教えて下さい」と聞かれ、女性は電話番号を教えました。
すると男は「不正に携帯電話が契約されているので、被害届を出す必要がある」と言いました。
さらにそのあと、警察官をかたる男から自宅に電話があったほか、女性のLINEに警察手帳の写真が送られ、男から身分証明書を送るように言われたため、女性はLINEで運転免許証の写真を送信しました。
やりとりを不審に思った家族が相談者に声をかけたところ、相手が電話を切り、相談者が警察に相談したため被害には遭いませんでした。
北秋田警察署は「公的機関や警察職員等をかたり、事件やトラブルが発生しているなどと切り出して個人情報を聞き出したり、金銭を要求する特殊詐欺の手口があります。警察がLINEで写真を送信したり、運転免許証の写真を求めたりすることはありません。このような場合はすぐ電話を切り、警察に相談してください」と呼びかけています。
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