青森県内の「農林水産物」と「食品分野」の輸出額は2023年は274億円で、県産リンゴやコメの需要が高まったことを受け、過去2番目に高くなりました。
「ジェトロ青森貿易情報センター」は、2023年の貿易概況を発表しました。
それによりますと、農林水産物と食品分野の輸出額は2023年は274億円で、過去最高だった前の年から約11億円減ったものの、現在の集計方法になった1985年から2番目に高くなりました。
品目別で1位のリンゴは162億円で前の年を上回りましたが、2位のホタテは43億円で、中国の禁輸措置などにより減少となりました。
このほかには、海外でコメの需要が高まったことなどから、穀物は前年比の1.5倍にあたる4億円となっています。
ジェトロ青森貿易情報センター 清川裕志 所長
「広げた販路をさらに広げつつ、さらに太く、その他の産品についても販売先、輸出国を増やしていくことを期待しています」
また、工業分野の輸出は2023年は791億円で、造船関係が好調だったことなどで前の年を89億円上回りました。
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