8月に閉店した百貨店「中三弘前店」(青森県)で市民に愛されてきたラーメン「中みそ」。中三の閉店で姿を消してから約2か月―。

「中みそ」が8日(金)に復活し、市内の商業施設で販売が始まることになりました。

1度食べたらクセになる!伝説級ソウルフード「中みそ」復活へ!

甘みのある味噌スープをベースに、ニンニクとコショウでパンチのある味わい。弘前市民が愛する「中みそ」です。この「中みそ」が8日から弘前駅前の商業施設・ヒロロで販売されます。市民にとっては、約2か月ぶりに「中みそ」を味わえる機会が訪れることになります。

弘前市民は
「8日から始まるんですか?じゃあ楽しみにして」

Q.何回くらい食べたことありました?
「人生長いから、何十回とか」

平川市民は
「また食べたいと思っていたので、すごくうれしく思います」

中みそは1971年に「中三弘前店」で販売が始まりました―。

人気過ぎて店名の変更も!「中みそ」の歴史

買い物客からは「中三の味噌ラーメン」を略して「中みそ」の愛称で親しまれました。その人気が高すぎるあまり、販売する店舗は2012年頃に店名を「チャイナドール」から「中みそ」に変更しました。しかし…。

中三の経営破たんにより2024年8月で弘前店が閉店。「中みそ」も姿を消しました…。市民から惜しむ声も上がるなか、「中みそ」復活の舞台に選ばれたのは『ヒロロ』です。

復活を計画したのは飲食店を手がける企業「イーデライト」で、中三弘前店で調理をしていたスタッフを受け入れ、腕をふるってもらうことにしました―。

繁忙期には1日約800杯!いよいよ復活する「中みそ」

中みそヒロロ店 三浦加奈 店長
「『オープンするんだ』とか声が聞こえてきたりするんですけれども、そういうのを聞くと、いままでと変わらず、おいしいものを作って提供したいなという気持ちは、従業員みんなあります」

中三では、繁忙期の年末年始には1日800杯程度を売り上げたという「中みそ」。味わいはそのままです。

市川麻耶キャスター
「甘さのあるスープで、そこにしょうがとにんにくのパンチが効いていますね。中みそのラーメンは私も食べたことがあるのですが、ここでも変わらない味です」

中みそヒロロ店 三浦加奈 店長
「弘前で言うと『さくらまつり』『ねぷたまつり』季節ごとにあると思うんですけれども、いつ来てもある弘前のソウルフード・名物にしていきたいと思っています」

中三で誕生した「中みそ」は、弘前市民のソウルフードと言えるほどの存在にまで育ち、新天地で再びスタートを切ります。

【追加情報】
「中みそ」は、11月8日(金)の午前11時に「ヒロロ4階のフードコート」で販売が始まります。「みそラーメン中」が1杯800円です。

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