歴史的大接戦となっている、アメリカ大統領選挙。福島県民はどう見ているのか。県内在住のアメリカ人にも聞いてみました。
ハリス氏「アメリカが新たな道へ前へ進む準備はできている。私たちアメリカ人は敵同士ではない。同志なんだ」
女性初の大統領を目指す民主党のハリス氏か?
トランプ氏「私はインフレを終わらせる。国境を超えてやってくる犯罪者の侵入を直ちに食い止める」
「アメリカ第一」を掲げ、返り咲きを目指す共和党のトランプ氏か?
大統領選挙は、現在、開票作業が行われていて、JNNの調査では、これまでのところトランプ氏が優勢に立っています。この歴史的接戦を街の人たちは、どう見ているのでしょうか?
10代・大学生「世界中で内戦や戦争が多い中で、平和に向かっていく路線を示してほしい」
10代・サービス業「いま円安で日本のほうが値上げが多くなっていると感じる。経済面で値上げなどちょっとでも少なくなったらいい」
70代・無職「イスラエルとハマスやロシアとウクライナ、あちこちで戦争があるのを、アメリカは力があるのでやめさせるような行動をしてもらえたら」
40代・金融系「貿易で関税をかけるということに関しても、世界経済に大きな影響があるのかなと思う。その中で日本がより自分の産業を強くしていかないと今後日本も経済的に厳しいと思う」
福島在住・アメリカ人女性は「非常に難しい」
井上和樹アナウンサー「最新の統計では、県内にアメリカ国籍を持つ人は293人います。遠く離れたこの福島の地から母国をどう見ているのか?話を聞いてきます。」
その293人のうちの1人、福島市の英会話教室で講師を務めるエリカ・フライザーさん。エリカさんはアメリカのテキサス州生まれで、6年前、英会話教師として来日しました。
井上アナ「今回のアメリカ大統領選挙をどう見ていますか?」
エリカ・フライザーさん「今回の選挙は多くのアメリカ人にとって非常に難しいです。というのも、アメリカの大統領は4年の任期があるので、私たちの選択によってその後も長く影響が残ってしまうからです」
すでに2か月前に在外投票でハリス氏に投票したというエリカさん。彼女はトランプ氏の福祉政策に不安を感じています。
エリカさん「トランプは現在の医療保険制度をなくして新しい制度を実施しようとしている。その制度がアメリカ人にとって利用しやすいものになるかは分からない」
全米を大きく二分する今回の選挙。どちらが大統領になったとしても、分断が起きないでほしいと彼女は願います。
エリカさん「アメリカでは多くの友人や家族でさえも、どちらの候補者が良いかで(もめるので)口も聞かなくなっている。選挙が終わった後みんなが『これで1つだね。仲良くしましょう』と言えるようになることを私は望んでいます」
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