犯罪につながるいわゆる闇バイトやSNS型詐欺に対応するため、鳥取県は今月の県議会に提案する補正予算案に被害防止・対策強化の予算を計上する方針を示しました。

鳥取県 平井伸治 知事
「いま首都圏で起こっているようなことは警戒すべきことがあると思います。ですから11月に開会する議会に向けまして、その体制を作っておく必要があるのではないか」

昨今の事件で闇バイトに応募したことで強盗事件の犯人側に巻き込まれたり、いわゆるロマンス詐欺の被害にあったりする例が増えています。

こうしたことに巻き込まれないためにと鳥取県の補正予算案では、犯人の訪問を阻止するためのセンサーライトや防犯フィルムの設置など高齢者世帯の防犯対策に補助制度を創設するほか、高額の報酬に騙されて闇バイトに手を染めないようマンガやSNSを使った若者向けの啓発、スマホなどの高度解析ができる資機材の導入と県警本部への専用解析室の設置などを盛り込んで1400万円程度の予算を計上する方針です。

県民に対しては、「はて?」と疑うこと、1人で悩まず家族や警察に「相談・確認」すること、「勇気を持って断る」ことが肝要と呼びかけています。

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